N/L × JIKE STUDIO EVENT REPORT!

N/Lがつくる、私のためのフックパンツオーダー会 & 「暑い夏にカラダがよろこぶ3つのこと」好評開催中!

 

 

真夏の日差しがぎらぎらと照り付ける8月。横浜市青葉区・寺家町にあるJIKE STUDIOでは、「N/Lがつくる、私のためのフックパンツオーダー会 & 暑い夏にカラダがよろこぶ3つのこと」を開催中です。

 

好みのパンツに出合ったときに、「もう数cm長かったら」「ロールアップすることなく穿けたら良いのに」 なんて思ったこと、ありませんか? 今回のオーダー会は、そんな悩みを解決するとともに、自分だけのオリジナルのパンツをつくろう!というもの。洋服を「つくる」ということにも目を向けていただくと、「着る」だけではない新たな楽しみ方が生まれてくるはずです。

 

半製品の状態から生地やボタンを選び、お客様と一緒にオリジナル商品をつくるのは、NATURAL LAUNDRYにとっても初めての試みでしたが、ありがたいことに初日からたくさんのお客様にお越しいただきました。期間は8月21日(月)まで。引き続き、みなさまのご来場をお待ちしています!

 

 

 

 

 

このイベントを企画したのは、JIKE STUDIOオーナー・坂上浩美さんとのふとした会話がきっかけでした。「もうちょっと長かったらなあ」「坂上さんの場合は、たしかにそうですよねえ」。

 

日々の生活に馴染むワークパンツとして生まれたフックパンツは、性別や年齢にかかわらず汎用性が高いアイテムのひとつではありますが、坂上さんをはじめ、身長が高めのお客様には「もうちょっと長くなりませんか?」というお声をいただくことがありました。

 

それならオーダーできる機会があると良いですよね、などと話すうちに始まったのが、JIKEさんとのコラボ企画である今回のオーダー会。さらにみなさんに楽しんでいただけるよう、パンツの丈だけでなく、生地とボタンも選んでいただけるようにしました。

 

普段はあまりふれる機会が少ない原料を実際に見たりふれたりしていただくことで、NATURAL LAUNDRYのものづくりをあらためてお伝えできたらと思っています。

 

 

 

 

[ボタンについて]

原料となる「HORN(水牛の角)」「SHELL(貝殻)」「NUTS(タグワ椰子の実の種)」の実物を展示しているので、そちらを見ながらお選びいただくことができます。素材の特性を知るとともに、どのように加工して作られているのかを想像していただきながら、自分だけのパンツに特別なボタンを合わせてみてください。

 

[生地について]

一般的なデニムよりもやや軽い「10オンスデニム(サンド/ブラック)」となめらかな肌当たりが特徴の「ライトメルトンウール(ネイビー)」のパンツをご用意しています。同じ形でも生地が変わると表情も変化するので、素材の違いを感じながら、穿き比べてみてください。

 

ここからは、JIKEスタッフのみなさんが選んだアイテムと素敵なコーディネートをご紹介します。

 

 

小物使いがとても参考になるJIKEスタッフOさん(左)とスタッフH(右)の同色コーディネート。選んだ生地はデニムで、それぞれサイズ違い。

 

 

JIKEスタッフSさん(左)、Kさん(中央)、Iさん(右)は、それぞれにデニム生地のサイズ違いをセレクト。

 

 

 

オーナーの坂上浩美さん(左)。ネイビーのウールパンツはシックな印象。N/LデザイナーS(右)と同サイズ着用。

 

 

同じウール素材のフックパンツでも、ボタンひとつでだいぶ違った印象に。左が「ホーン」、右が「リバーシェル」。

 

 

 

機能性のある「働く服」がテーマでもあるNATURAL LAUNDRYの洋服。今回のフックパンツは、ディティールにもぜひご注目ください。

「ポケット位置にはミリ単位でこだわりました。低過ぎると重心が全体的に下がって見えてしまうので、細かく調整しながらベストな位置を導き出しています。ゆったりとした作りながらも2サイズ展開なので、幅広い方にフィットするような設計になっています。体型に合わせたサイズ選びだけでなく、着たときの好みのシルエットで選んでいただいても良いと思っています」(N/LパタンナーM)

 

名前の由来にもなっているフックループは「着脱時すぐに引っ掛けられる」という動作をイメージしたもので、端々の縫製はWステッチ。立体的なパターンで作り出された、ゆとりがありつつもすっきりとしたシルエットが特徴です。フロント部分はあえてゴムを入れずにすっきりと見せるようにし、サイドのラインを前側に持ってくることでヒップまわりを包み込むように設計しています。

 

 

 

 

フックパンツオーダー会の期間中、文字どおりホットでクールなイベントの「暑い夏にカラダがよろこぶ3つのこと」も同時開催しています。暮らしの真ん中にある食と衣を、深呼吸するように味わってみてください。

 

◉スペシャル企画「暑い夏にカラダがよろこぶ3つのこと」

〈その1:消耗している身体にエネルギーを!〉

JIKEで採れた野菜で作るスパイスカレー2種(焼き茄子と茗荷のココナッツカレー/トマトたっぷりスパイスカレー)がランチメニューに並びます。

 

〈その2:一口で全身に行きわたるひんやり感!〉

ジェラート2種(ジューンベリーと赤ワイン/パイナップルとココナッツ ミントシロップがけ)と自家製シロップのかき氷3種(国産レモン/横浜産完熟いちご/有機抹茶と自家製小倉餡の宇治金時)が登場します。

 

〈その3 蒸し暑い日々も風が通る服で快適に!〉

N/Lの心地良い素材で仕上げたサマーニットとパンツが並びます。

 

 

 

カフェのすぐ近くの畑で育てているハーブや野菜を使う分だけ採ってきて料理に使い、そのまま食卓へ。JIKEさんにとっては日常であり、自然なことのように見えますが、それがなんとも丁寧で豊かであると感じます。自分にとって心地良いと感じるライフスタイルってなんだろう。ここではそんなことを自分に問いかけてみたり、考えてみたくなります。

 

 

まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような、懐かしい記憶を呼び起こす田園風景。ここにしかないゆったりと流れる時間。

 

JIKE STUDIOがオープンしたのは2010年ごろ。作家やアーティストが多く存在し、ものづくりが根付く「寺家ふるさと村」で“流れる時間、流されない時間”をテーマに、空間や場づくりに取り組んでいます。

 

「たくさんの素敵な作り手の方々の展示を行っているので、ここではできるだけ深く味わっていただけるような体験と空間を提供したいと思っているんです。ものづくり、自然、食べもの。土地が持つ力ってすごいなあと思いますね。私は広島の田舎で育ったので、自然が近いとすごくホッとするんです」(オーナー坂上さん)

 

元は鋳物工場と畳屋さんだったというこの建物。なるべくそのままの形で活用しようということで、ギャラリースペースの隣にはショップやカフェが併設され、無農薬野菜を使ったランチを楽しめます。歩いてすぐのところにある別館の〈JIKE HAUS〉では、家具やインテリア雑貨の展示に加えて魅力的な企画展なども開催されているので、イベントとあわせてぜひお立ち寄りください。

 

 

最後に、KINOTTOのエプロンがとってもお似合いのJIKE STUDIOキッチンスタッフのみなさん。1枚で何通りもの着こなしができて洗ったあともすぐに乾くので、毎日の仕事着に最適だそう。おいしくて体にやさしいランチをいつもありがとうございます。

 

【INFORMATION】

N/L×JIKE STUDIO HOOK PANTS ORDER EXHIBITION

2023年7月29日(土)〜8月21日(月) 11:00〜18:00

※8月14日〜8月17日お盆休み、毎週火曜日定休

※オーダーいただいたパンツは、一点ずつ丁寧に仕上げてお渡しします。9月下旬以降、ウールは10月頃を予定しています。

 

【SHOP DATA】

神奈川県横浜市青葉区寺家町435-1

045-479-6777

https://www.galleryajike.com/

 

Photo_Hirotaka Hashimoto

Text_Haruka Inoue

 

 

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